


Case:1-013
受け口の原因が骨にあるタイプです。臼歯部交叉咬合も認める噛み合わせです。
下顎に対し、上顎が横方向にも前後方向にも小さく非常にシビアなケースです。
乳歯列期の治療だけで完結することはありません。成長による変化が必ず起こるため、矯正治療の期間だけでなく経過観察期間も長くなります。
プレオルソ治療やムーシールドの治療はほとんど効果を認めません。マウスピース矯正は歯科医院で購入した装置を患者様へ渡すだけなので非常に簡単な治療方法です。マウスピース治療で受け口が改善する症例も多く、非常に有効な装置ですが、このようなシビアな症例にはほとんど効果がないため注意が必要です。
できる限り早期に上下の顎のバランスをとり、正常なかみ合わせにすることで、できる限り正常な成長が起こるよう促します。乳歯列期では乳歯の生え変わりを待って小学生になったら対応しましょうと言われやすいですが、このような症例はできる限り早期に対応が望ましいと言えます。早ければ3歳半になれば治療を開始していきます。
4歳の年齢でも、顔貌の変化やかみ合わせの変化をご自身で自覚してもらえることも多いです。ご飯が食べやすくなった、むせなくなった、かわいくなった。本人も保護者の方も非常に喜んでくれています。見た目にも機能的にも早期に改善したい症例です。
大阪府茨木市の矯正歯科専門クリニック
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みやの矯正・小児歯科クリニック