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初診時4歳1か月男性
主訴受け口が気になる
治療期間約5か月
治療内容床装置・上顎骨牽引装置・筋機能訓練装置
費用約17万(検査・診断料や調整料は別)
治療上のリスク歯磨き不良の場合はむし歯になる可能性
習癖や成長・生え変わりに伴い再度反対咬合になる可能性
その他当院は矯正専門のクリニックです。特に、数多くの治療経験と知識に基づいた小児矯正を得意としています。正確な診断を行い将来的な展望や適切な治療時期、患者様ごとに合わせた治療計画を提案します。検査ができない場合は診断ができないため、治療を開始することはできません。

受け口の原因が骨にあるタイプです。

口の中だけをみると、一見すると歯性の反対咬合(歯の問題の受け口)にも見えてしまう症例です。

しっかり検査を行うとシビアな受け口であるにも関わらず、問題が見過ごされやすく、治療の開始が遅れてしまったり、改善の可能性が低いプレオルソ治療やムーシールドの治療を行っている間に、改善を認めず大切な治療時期を逃してしまいやすいため注意です。

シビアな症例は乳歯列期の治療だけで完結することはありません。成長による変化が必ず起こるため、矯正治療の期間だけでなく経過観察期間も長くなります。男の子であれば長い場合は、成長が終了する18歳まで待ち、その後本格矯正をスタートし21歳頃までかかることもあります。

治療期間は長期間にわたるため、治療を行う歯科医院選びも重要です。

このような症例はどこの歯科医院でやれば短期間で終わるというものではありません。場合によっては20年以上通院する可能性もあることを踏まえ、安易に治療を開始する前に、いくつもの歯科医院で相談を受け、自分に合った歯科医院を選ぶことをおすすめします。

執筆・監修者 

みやの矯正・小児歯科クリニック(大阪・茨木)

院長 宮野 純一

  • 2006 大阪星光学院卒業
  • 2012 大阪大学歯学部卒業
  • 2012~ カノミ矯正・小児歯科クリニック勤務
  • 2020 みやの矯正・小児歯科クリニック開院