Case:1-014

受け口の原因が骨にあるタイプです。

口の中だけをみると、一見すると歯性の反対咬合(歯の問題の受け口)にも見えてしまう症例です。

しっかり検査を行うとシビアな受け口であるにも関わらず、問題が見過ごされやすく、治療の開始が遅れてしまったり、改善の可能性が低いプレオルソ治療やムーシールドの治療を行っている間に、改善を認めず大切な治療時期を逃してしまいやすいため注意です。

シビアな症例は乳歯列期の治療だけで完結することはありません。成長による変化が必ず起こるため、矯正治療の期間だけでなく経過観察期間も長くなります。男の子であれば長い場合は、成長が終了する18歳まで待ち、その後本格矯正をスタートし21歳頃までかかることもあります。

治療期間は長期間にわたるため、治療を行う歯科医院選びも重要です。

このような症例はどこの歯科医院でやれば短期間で終わるというものではありません。場合によっては20年以上通院する可能性もあることを踏まえ、安易に治療を開始する前に、いくつもの歯科医院で相談を受け、自分に合った歯科医院を選ぶことをおすすめします。

大阪府茨木市の矯正歯科専門クリニック

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みやの矯正・小児歯科クリニック