BEFORE
牽引中
AFTER
左下小臼歯の埋伏・牽引症例
歯が自然には生えてこず埋まってしまう状態を埋伏と呼びます。
埋伏の原因がある場合はまず原因除去を行い、必要に応じ埋伏歯を牽引し萌出を促します。
写真の青丸のように根が曲がっていると引っ掛かってしまい埋伏してしまう傾向があります。
Case:6-008
小児矯正において、永久歯の埋伏歯は非常に複雑な問題になります。
埋伏の原因は様々ですが、明らかな原因がある場合はまずは原因除去を行います。
原因除去のみで生えてこない場合は、牽引治療を行う場合があります。
深い位置に埋まっている歯を牽引してくる場合は、期間は1年から2年など長期間に及ぶこともあります。アンキローシス(骨製癒着)が起こっていると、牽引ができず、抜歯が必要となることもあります。
牽引にて歯を動かしてこれた場合でも、歯の根っこが湾曲してしまうことも多いです。
執筆・監修者
みやの矯正・小児歯科クリニック(大阪・茨木)
院長 宮野 純一
- 2006 大阪星光学院卒業
- 2012 大阪大学歯学部卒業
- 2012~ カノミ矯正・小児歯科クリニック勤務
- 2020 みやの矯正・小児歯科クリニック開院