BEFORE
小臼歯抜歯+ブラスワイヤー
AFTER
手前の小臼歯の抜歯
12歳臼歯の改善症例
奥歯のスペース不足が顕著な方は、12歳臼歯が斜めに埋状してしまうことがあります。日抜歯矯正ではスペースの獲得が難しい場合は、小臼歯を抜歯してスペースを獲得する必要があります。
この症例ではブラスワイヤー(真鍮線)を使用しています。
Case:6-003
歯が埋まって出てこれないことを埋伏と言います。
12歳臼歯の埋伏について詳細はこちらを参照してください。
今回の症例は奥歯のスペースがないため、12歳臼歯が手前の6歳臼歯にひっかかって半分埋まってしまっている状態です。(12歳臼歯の半埋伏)
ブラスワイヤーと呼ばれる真鍮線(やわらかいワイヤー)を歯と歯の間に入れることで歯を起こしながら隙間を開けています。ブラスワイヤーはセパレーションゴム(セパレーションについてはこちら)が入れられないときに使用することがあります。歯肉の中に埋め込むように使用するため、挿入時に麻酔を使用することがあります。
全体的なかみ合わせとの兼ね合いもありますが、奥行きが少なく奥歯が入り切らない場合は小臼歯と呼ばれる手前の歯を抜歯することも多いです。
執筆・監修者
みやの矯正・小児歯科クリニック(大阪・茨木)
院長 宮野 純一
- 2006 大阪星光学院卒業
- 2012 大阪大学歯学部卒業
- 2012~ カノミ矯正・小児歯科クリニック勤務
- 2020 みやの矯正・小児歯科クリニック開院