BEFORE
AFTER
BEFORE
Tr(牽引途中)
初診時 | 9歳2か月男性 |
主訴 | 歯のガタガタが気になる |
治療期間 | 約1年10か月 |
治療内容 | 急速拡大治療・HG・犬歯牽引 |
費用 | 約38万(検査・診断料や調整料は別) |
治療上のリスク | 歯磨き不良の場合はむし歯になる可能性 永久歯の交換に伴う新たな問題が出現する可能性 |
その他 | 当院は矯正専門のクリニックです。特に、数多くの治療経験と知識に基づいた小児矯正を得意としています。正確な診断を行い将来的な展望や適切な治療時期、患者様ごとに合わせた治療計画を提案します。検査ができない場合は診断ができないため、治療を開始することはできません。 |
Case:2-009
犬歯の埋伏症例です。犬歯の埋伏はご本人に症状はなく、外からではわからない問題のため、他のことが理由で矯正相談に行った場合や、むし歯治療などの際にレントゲン写真を撮った場合に発見されることがほとんどです。
犬歯が埋伏している場合、放置しても問題解決にはならず、ほとんどの場合に時間経過とともに問題が複雑化してしまうためできるだけ早期にアプローチが必要となります。
埋伏の原因を除去することで自然と改善することもありますが、そうでない場合は埋まっている歯に手術にて器具を装着してもらい、牽引処置を行う必要があります。
牽引処置は牽引してくる移動量にもよりますが、それだけで1年から2年以上かかることもあります。
1期治療では埋伏している歯をひとまず外にだしてくることが目標となります。
埋伏歯がお口の中に見えてきた段階で1期治療は一旦終了したため永久歯の交換までは待期期間となり、すべての歯が永久歯への交換後2期治療がスタートとなります。
執筆・監修者
みやの矯正・小児歯科クリニック(大阪・茨木)
院長 宮野 純一
- 2006 大阪星光学院卒業
- 2012 大阪大学歯学部卒業
- 2012~ カノミ矯正・小児歯科クリニック勤務
- 2020 みやの矯正・小児歯科クリニック開院