2-010 正中離開・上顎前突の矯正治療(混合歯列矯正)

Case:2-010 スペース不足ですが、正中離開を起こしている症例です。 舌癖などの問題もあり、全体的な問題点を把握したうえで治療が必要です。 今回の症例では正中離開が気になるからと言って、上の前歯に器具を装着し正中離開を閉じる治療は基本的には意味がない治療となります。(正中離開は改善しても、その他の問題により新たな歯並びの問題が出現してしまいます。) 1期治療のみである程度きれいな状態までもってくることができました。 12歳臼歯がしっかり全部生えたタイミングで2期治療について検討します。細かい隙間など残ってはいますが、現状ではこのままで経過観察を希望されています。 執筆・監修者  みやの矯正・小児歯科クリニック(大阪・茨木) 院長 宮野 純一